理塘(リタン)

シャングリラからチベット近くの徳欽に行く予定やったが、体調を崩し、様子見の為に少し遠回りする事に。。。

シャングリラを出て、バスで北へ10時間。山間の小さな町、郷城(シャオチェン)で1泊。次の日、またバスで北へ6時間。このバスからの景色が素晴らしかった。
途中バスが大きなネズミの様な動物をはねてしまう。バスが停車し、女性車掌さんが動かない動物の所まで歩いていきおもむろにバスまで運んでくる。もしかして埋葬するんかの、と思っとったら、大きな袋を運転手が出してきて、その動物を入れてしまった。もしや。。。どうやら、その動物は食料になる運命らしい。さすが中国。たくましい。
理塘は小さな町。海抜4000m。さすがに空気が薄い。ここは中国では無く、完全にチベット圏。街中で老人がマニ車をクルクル回す。おもちゃを回している様でなんとなくかわいらしい。寺のある丘からの景色が、なんというか。ここも美しく現実離れしている。空気が薄いせいで、色や形が全てクリアーに見えるんですよ。服のしわの一本一本、石造りの壁の凹凸の一つ一つ。色も今まで見たこと無いくらい力強くはっきり見える。太陽は巨大な車のヘッドライトの様にピッカーーーー!とクリアーな光を放っておる。眩しすぎる。お寺の周りをチベットの人々と一緒に時計回りに一周。一歩一歩変化する景色を一枚一枚写真に撮っていきたいくらい。
小さな偶然の積み重ねで理塘。ここに来れてよかった。素晴らしい場所です。

今日は当たり料理屋に入る。
日本の人は自分を合わせて4人、スイスの人1人。みんな同じ宿。
一番おいしかったのが、ご飯をせんべいにした様なものの上に豚肉野菜あんかけをジューとかけたもの。少し高かったが、これはスイスの人のおごりやった。いつも、一食10元(150円)が目安。
体調も回復。よかったよかった。