沈没カトマンドゥ

ネパールのカトマンドゥへ来てはや5泊。


いかんなあ。。。ほんとデレデレしとる。チベット越えて来たけんかのお。。魂抜けてなんか全くテンション上がらず。もうすでに日本食4回も食べとるし。。カツ丼、ハンバーグ定食、豚ナス味噌定食、野菜炒め定食。どれもうまい。下手な日本の食堂よりうまい。しかも安い。300円以下。宿も、個室が平気で150円ぐらいで泊まれる(風呂トイレ共同)。ネットは1時間25円。水1L13円。プチトマト1kg30円。おいしいチョコレートクロワッサン1個50円。でっかいピザ1枚300円。ああ、やばい。居心地良すぎる(経済面で)。食堂などに置いてある日本人情報ノートには食べ物の情報がえらく多い。日本人旅行者をここでは良く見かける。現在、こっちも雨季のため湿度高し。洗濯物なかなか乾かず。トレッキングしたかったが、雨季。しかも日数が限られとるためあきらめる。


ここでは日本語の本が本屋で多く売られておる。ほとんど古本で、表紙を開いた所に値段が書いてあって、読んだ後は半値で買い取ってくれる。便利なシステム。レンタルの様なもんやな。ネパールやその周辺の国のガイド本も売ってあった。


タメル地区(観光客が集まる)に豚肉屋のある通りがあって、午前中通ると、死んだ豚(何故か体がオレンジ色に塗られておる)が一頭、台の上に乗せられている。夕方になるにつれ、段々、肉が買われてゆき、バラバラになってゆく。最後には頭と体の一部だけが台の上に残る。腰が抜けそうになる。一見残酷やが、2日目にうまいカツ丼食べてしまったから何も言えない。


昨日、タメル地区の近くのパシュパティ寺の火葬場を見に行く。観光客だけじゃなく、通りすがりの地元の人も座って見てゆく。3時間ぐらいおったが、その間、3体、運ばれてくる。7つある火葬台の前は川。この川はガンジス川につながっておるらしい。灰はそのまま前の川に流される。子供がすぐ近くで水遊ぶ。遺体に着けられておった金品を川底からさらう人あり、火葬に使う干草を食べる牛あり、供物を狙うサルあり。不思議な光景。体は燃えて灰になり自然界に吸収される。魂はバラバラになってどこに吸収されるんやろうか?