キューバ


ビルの10階。宿からの風景。ここからの眺めがとても良かった。半分崩壊しかかった町。ハバナ。かなりの異国感あり。外壁ボロボロな建築群。いつ剥がれ落ちてもおかしくない。日本では考えられない痛み具合。なかにはつっかえ棒をして倒壊を防いでいる建物もある。上から外壁が降ってくるなんて日常茶飯事ではないやろうか。ビルの上から掃除の水が降ってくるのはしょっちゅうやった。



ハバナ北海岸、マレコン通り。この日は波がすごかった。すごすぎて面白い。波を浴びながらはしゃぐ人あり。



ハバナは夜がまた面白い。華やかキャバレーの様子(かなり健康的)。ジャズクラブも良かった。お金はかかるがとても楽しかった。キューバの治安、中南米ではかなり良い方らしいので、宿の皆さんと良く夜中まで出歩いた。宿のおばさんには迷惑をかけっぱなし。ごめんなさい!と言いつつ次の日も遊びに行ってしまいました。



路上立ち食い安食堂。テーブルやイスなど無し。みんな店の前でもくもくと食す。



コップはビール瓶をカットして使っている。キューバではクラッシックカーが今でも現役なのは知っておったが、これにはびっくり。物が少ないのをなんとか工夫してやりくりしとるんやな。あと、デパートなどのショーケース、品物が少ないのでスカスカだ。戦中、戦後の日本もこんな感じやったんやろうな。逆に今の日本は物があふれておるな。情報も、物もあふれ過ぎか。写真はさとうきびジュース。冷たくておいしい。
他にも貧しい国はたくさんあるが、キューバはその貧しさがいい感じでその国の個性になっている気がする。貧しいながらも、食料の配給や無料で受けられる医療といった生活の基本な部分がしっかりしとるけん、そんなに人々もガツガツしてないし、表情も明るいんやろうな。治安もよい。音楽もよい。人もよい。
この国の魅力。かなり絶妙なバランス。