アコンカグア(また高い所 6962m)

なんだか最近、世界の山巡りの旅になってきました。
南米一高い山、アコンカグア。富士山に登れるくらいの技術があれば登れるという情報ノートの書き込みを見て、「もしかしたら登れるかも知れぬ」と、そこそこ軽い気持ちで行ってきました。。しかし!とんでも無い。非常に苦しい登山でした。高山病と、荷揚げと、寒さと10日間朝も夜も闘ってましたが、結局今回もアタック予定日に暴風で山頂には立てず。標高5800m付近の最終キャンプ地、ベルリンで終了。入山日が3月15日。シーズン終了間際だったため、登山者はかなり少なく、この時点で自分が最後の登山者。たった一人、標高5000m以上で2〜3日天候回復を待てる余裕は精神的にも肉体的にも無かったです。筋トレ必要。今回はガイド無し、装備レンタル、入山パーミット(許可証)、ムーラ(馬)全部自分で手配。一人でここまでやったのは初めてで、色々いい経験になった。が、疲れた。。



一体どこまで登っていくのだ。標高5700m付近か。最終キャンプ地、ベルリン近く。写真の二人は一日違いで無事登頂成功。彼らには色々お世話になりました。



ベースキャンプ近く。風が強い時もあったが、毎日非常に天候は安定していた。



山頂の風速50m時の雲の様子。山頂の天候は2〜3日ペースで晴天、悪天が変化しておるみたいやった。この日は風が強かった。



フランス人のおいちゃん。おいちゃんと書いたが、顔、首の皺の感じから70歳近いのではないか?と思う。一人で山登り。本当にこの人が登れるのか?大丈夫か?と心配したが、登頂成功。でも帰りに道に迷って6000m以上の場所、しかも、外で一晩を過ごしたらしい。キャンプ地に戻って来ないので、てっきり遭難したのではないかと思っていた。運がいいのか、超人的体力の持ち主か。山から降りてくる彼を見つけた時は本当にびっくりした。他の人もびっくり。若いな〜!



標高5400mのキャンプ地、ニド・デ・コンドルの山小屋。山小屋というよりは、海中探査船。この場所では、極上ホテル。一泊させていただきました。でも朝は室温-7℃。寝袋に霜がおりる。